2年生はどんな実習を??
進級してから約1か月。
2年生に進級した学生たちが、現在行っている実習内容と、今後予定している授業内容を紹介したいと思います。
和菓子の実習室をのぞいてみると...
この日は5月初めの授業ということもあり、テーマは柏餅!
味は2種類あり、中餡は小豆漉し餡、味噌餡をつくっていました。
そのほかにも、吹雪饅頭170個、草餅100個と沢山の数の製品を作製しました。
これまで1年生では、半日の実習時間内で1、2品を各自が規定数作製し、
しっかりと基礎技術を身につけてきましたが、
2年生は1日通しの実習となり、より実践的な内容で、
グループ単位で3、4種類の製品を大量に作製していきます。
1日通しの実習は、現場に近い状況で自主性をもって作業計画を立て、進めていく内容構成です。
1年生から積み上げてきた技術、コミュニケーション能力、材料の知識があるからこそ、
2年生ではこれだけの製品作製、作業内容をこなすことができるようになるのです!
次に、今後実施する2年生の和菓子実習で、どのような授業が行われていくのかを紹介していきます。
写真はこれからの暑い時期に食べられるような、葛粉を使った「葛桜」や「葛切り」などの季節菓子です。
オーブン焼き菓子では、洋素材の中にパイ生地と中の餡に栗を使用した和洋折衷の「パイ饅頭」など。
秋には、お茶席で使われる練切やこなしなどの上生菓子を作製します。
上級技術の「はさみ菊」も作製します。
2年生の実習では、1年生で学んだ基礎技術を用い、ステップアップした内容を実践していきます。
後期の専門製菓演習では、和菓子店を経営している外来講師の先生方を招き授業を行っていただきます。
写真は、実際にお店で販売しているお菓子を講習で学んだ後、実習で作業工程を指導してもらっている様子です。
また、外来講師の技法を見せていただき、学生自身がデザインした練切を作製する授業も行います。
菓子職人として働くことへの考え方や、職人の技法を間近に見て、学生たちも多くのことを学ぶことが出来ます。
ここまで、紹介してきた内容はほんの一部ですが、技術だけでなく、
より現場に近い環境で学ぶことで卒業後に業界で活躍できるような授業を行います。
これからも、しっかりとそして楽しく和菓子を学んでもらえるよう、授業に取り組んでいきます!
~プロフィール~
辻調理師専門学校 和菓子担当
谷村季輝
北海道出身。
北海道のお米と、お菓子をいっぱい食べて大きくなりました。
最近はお酒も
力仕事は自信あり!!