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辻調理師専門学校

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ボジョレーヌーボー解禁!!

調理師本科・キャリアクラス
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調理技術マネジメント学科
高度調理技術マネジメント学科

2021.12.05

ボンジュール!
西洋料理担当の、紫藤いづみです。
今年度は3回目のブログです。

今回みなさまに読んでいただきたい記事は
未成年の方には申し訳ありませんが...「ボジョレーヌーボー」についてです!!

すでに解禁されましたね。私は2本、購入しました!

みなさま、まずはこの「ボジョレーヌーボー」という言葉を聞いたことはありますか?
「ボジョレー」はフランスのボジョレー地区のことです。
「ヌーボー」は新酒ということ。
ボジョレー地区でその年に収穫したぶどうだけを使ったワインで、新酒のことです!

例えば、東京で収穫したぶどうを使ったら「トーキョーヌーボー」、
辻調がある大阪阿倍野で収穫したぶどうを使ったら「アベノヌーボー」ということですね(笑)

最近では日本でもかなり流行っていますよね!
テレビでも「ボジョレーが解禁しましたー!!」ってワインを片手に乾杯している映像が流れたり、
楽しいワインのお祭りって感じ、しませんか??
百貨店のワイン売り場にはコーナーを設けて期間限定販売をしているところもあります。

ボジョレーヌーボーのイベントが行われる時期について少しお話しますね!

フランス政府が定めた、ボジョレーヌーボーの解禁日はいつか知っていますか?
毎年、「11月第3木曜日0時」なんです。
日付変更線の関係で、フランスよりも日本の方が早く11月第3木曜日が訪れることから、
「フランスより日本の方が早く解禁されるぞ!」と話題にもなりました。

フランス政府は当初、11月15日を解禁日としていましたが、
フランス人は週末の土曜日、日曜日は働かないため流通がストップしてしまい、
解禁日にボジョレーヌーボーが飲めなくなってしまうことから曜日を木曜日に再設定したと言われています。
日本人は週末返上でよく働きますが、フランスではそうではないようです。
解禁日を再設定するあたりも、フランス政府の国民への心遣いがうかがえますね。
そして解禁日にはカウントダウンをしたり、花火があがったり、お祭りを楽しみます。



ところで、ボジョレー地区ってどんな場所なのでしょうか?
そしてどんなぶどうが育つのか?
どんなワインを生産しているのか?
製造方法などをお勉強しましょう!

ボジョレー地区は、フランス中東部に位置するブルゴーニュ地方の一部で、
ブルゴーニュ地方では高級ワインであるロマネ・コンティをはじめぶどう栽培が盛んです。
ボジョレー地区はブルゴーニュ地方最南端に位置し、ボジョレーヌーボーに使われるぶどうは「ガメイ」という種類で、
見た目は皮が黒っぽく、中の身は白っぽいのが特徴です。
ボジョレー地区では赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの生産が認められていますが、生産量のほとんどが赤ワインです。

そしてボジョレーヌーボーは、一般的なワイン製造方法とは少し違う作り方をしています。
マセラシオン・カルボニック法といって、ぶどうを潰さずに専用タンクに投入して発酵させる方法です。
ぶどうを収穫してからわずか約2カ月で瓶詰めするため、短期間で製造されるのが特徴です。
潰さなくてもタンクに入ったぶどうは自らの重みで潰れて、自然発酵に繋がります。
ボジョレーヌーボーが深い赤色をしているのは、自然と溶け出したぶどうの皮の色からなるものです。
濃い色をしている割には短期間製造なのでフレッシュで果実味が強く、渋みが少ないのでワイン初心者にもおすすめです。

ボジョレーヌーボーは
「フランスワイン」「ボジョレー地区」「新酒ワイン」「赤ワイン」「ガメイ(ぶどう品種)」「短期間製造でフルーティ」と、
この6つがキーワードです!

フランスだけではなく、イタリア、ドイツ、日本にも新酒ワインはもちろんあり、秋頃に出回ります。
また新酒はワインに限ったものではありません。
例えば日本酒の新酒はしぼりたて、初しぼりなどとも呼ばれ親しまれていますが、
お米を秋に収穫し日本酒を作るので出回るのは冬~春にかけてです。
日本人がボジョレーヌーボーにハマりだしたのはバブルの時代と言われています。
現代でもとても愛されるイベントの一つとして残っているのは、日本人が「初物」を楽しむ心を持っているからかもしれません。
日本人は旬のものをとても好んで食べますよね。
新米、新酒など、そういった意味では馴染みやすかったのではないでしょうか。

日本人もフランス人もお祭りが好きなので、
これからも年に一度の11月第3木曜日はボジョレーヌーボーを楽しみたいですね!

2021年でいうと、11月の第3木曜日は18日となります。
ボジョレーヌーボーを購入して、週末はお家で今年の新酒ワインを楽しんでみてはいかがですか?
私は2本、家族で飲み比べをしました。

一本はオーガニックワイン、もう一本はヴィエイユ・ヴィーニュといって、
樹齢の高い木から収穫したぶどうを使ったワインです。
オーガニックワインとは、オーガニックぶどうから作られるワインのことで、
化学肥料や農薬、除草剤など使用せず、有機農法によって生産されたぶどうを使用します。

エチケットに先ほど紹介したぶどう品種の、「ガメイ種」が載っています。

樹齢30~40年を超えるとヴィエイユ・ヴィーニュという言葉を使用してもよくなります。
古いぶどうの木になる果実は品質がとても良く、結果的にワインの質もあがります。
ヴィエイユ・ヴィーニュという言葉がワインのエチケットに書かれていると質の良いワインだということが分かります。


フランスワインには寝かせるほどおいしくなるワインもありますが、ボジョレーヌーボーは逆です!
なるべく早くに飲んじゃいましょうね!
他の赤ワインとは少し違って、冷やして飲むのもおすすめです。
フレッシュな味を、ぜひ楽しんでください!!

料理とは切っても切り離せない、
ワインのお話でした。
※注:お酒は二十歳になってからお楽しみください!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 西洋料理担当
紫藤いづみ
生まれも育ちも大阪府!
休日は娘とお菓子作りをするのが日課です。
今週末は何を作ろうかなぁ~