OSAKA

辻製菓専門学校

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パティシエとしてできること ~食に関わる立場~

製菓技術マネジメント学科
製菓衛生師本科

2022.05.12

いよいよ授業が始まり、はや一か月。

製菓技術マネジメント学科の学生たちも少しずつ学校生活にも慣れてきて、授業を受ける態度、ノートを取る様も板についてきました。

将来パティシエ、菓子職人、ブーランジェを目指す彼らは、知識と技能を習得し、
一歩一歩夢に近づいている、まさにそんな段階です。

今回紹介する授業は1年生の学生を対象にした「公衆衛生学」という授業です。
公衆衛生学は、食を提供する立場である製菓衛生師として知っておくべき、
①食材の生産に関わる「環境」から、
②実際に食べる「人」の状況を、ワークなどを通して考え、学ぶ授業です。

3回目の授業となる本日のテーマは、"食に関わる立場"というテーマです。
将来パティシエとして働く彼らにとっては、まさに今のうちに考えておくべき非常に重要なテーマとなります。


まずは先生から今回の授業テーマの提示と前回の授業内容の確認です。


『t-ラーニング』という、e-ラーニング学習システムを使って復習問題を解くことで、前回の内容の定着を図ります。


一斉にスマホを取り出し、確認チェックテストを行います。


さて今回の主テーマである"食に関わる立場"を考える上では、現在の食生活における問題や、
その問題点へ向けての改善すべき点を理解しておく必要があります。

その代表的な問題の一つに「食料自給率」や「食品廃棄」があります。
ではそれを改善する取り組みにはどのようなものがあるのでしょうか?

ここで先生から質問。
「皆さんは"MOTTAINAI"という取り組みを知っていますか?」

その名の通り"MOTTAINAI"="もったいない"と呼び、かつてノーベル平和賞を受賞した
ワンガリ・マータイさんが提唱して始まった、2020年で15周年を迎えた世界的活動の一つです。
この"もったいない"という言葉。日本語の意味は皆さんお分かりだとは思いますが、
他国の言語で代わりになる言葉ってあるでしょうか?


先生が留学生をあてて、前に出て書いてもらいます。あてたのは台湾からの留学生です。


台湾では"浪費"と書くそうです。日本語のニュアンスとは少し違うようですね。

"もったいない"に象徴されるように、無駄をなくしていく、使えるものを効率的に使う。
そういった取り組みは、食品関連企業としても、色々できそうですね。

そこで、また先生からの質問です。


・食品ロスへの対応として何ができるのか、食品関連企業の取り組みについて調べてみましょう。
そして調べたり考えたりした自分の答えを、Microsoft Teamsという、アプリを使って投稿します。


決してスマホを使って遊んでいるわけではありません(笑)
自分以外の人の意見や考えを、同時に見ることができるのも、学校がこのシステムを使っていることの強みです。


学生が投稿してくれた考えや意見を、先生がチェックしています。

国の役割や保健所、保健センターの役割など、知るべきこともたくさんあります。
これらを知っているからこそ、民間企業が果たすべき責任もわかってくるのです。


先生が話した言葉は全部重要です。メモを取りましょう。


食品ロスを一つとっても原因は色々あります。
「食品表示ミス」「売れ残り」「食べ残し」
売る側、そして買う側それぞれの立場でできることはたくさんありそうです。

大切なのは日本で、そして世界でどのようなことが起こっているのかを知ることです。
氾濫する食情報に惑わされることなく、正しい情報・知識を手にして、今自分たちができることを考える。
そうすることで、自身が将来働く側になった時、どのような立場・行動をとるのかが見えてきます。

「地域に貢献する」「地域の活性化を図る」「食育できる環境を提供する」
未来を見据えたパティシエになるために、日々勉強は続くのです・・・

~プロフィール~
辻製菓専門学校 教務課
新宮 泰彦
担当授業「社会」「マネジメント論」
大阪府出身 
未来の製菓業界を支える学生たちをサポートする裏方として日々奔走中の毎日です。
2022年度もSDGs推進プロジェクトを始動させます。
趣味はキャンプ、ジーンズ収集、野球観戦、毎日の晩酌。