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辻調理師専門学校ブログ

3年制学科3年生 ~JAXAプレゼン~

Bonjour. 今回は3年制学科の素晴らしい取り組みを紹介します!!!

3年制学科3年生では前期の授業で料理に関する研究を行ってきました。
3年生の西洋料理を専攻している塩谷君は、宇宙食について研究をしていました。
(その経緯はこのブログの後半に記しておきます)
レポートをまとめ、プレゼン資料がまとまったため、研究成果のプレゼンを行いました。
その先はJAXA筑波宇宙センター!

緊張した面持ちで準備をし、いよいよプレゼン開始!

研究結果の料理 YO!HEY!dips

モデルとなった料理はトルティーヤチップス。料理名は塩谷陽平君の名前をもじってつけました。

サルサにトルティーヤチップスをディップして食べるという行為の意味や、サルサのレパートリーの無限性
食材の組み合わせによる栄養効果、またチップスの食感やスパイスの風味による嗅覚の満足感などがもたらす
舌だけではない五感を刺激するおいしさ、そして1つの料理を共有し生まれるコミュニケーションなど。。。

このトルティーヤチップスとサルサという料理システム、デザインした食事空間を組み込むことはこれからの宇宙食産業において飛躍的な進歩!!!・・・ではないか。

JAXAの担当の方からは、閉鎖空間である国際宇宙ステーションでのコミュニケーションツールとして料理は非常に有効で、分け合ってワイワイ食べられるサルサチップスに行きつくまでの考え方が共感できて素晴らしかった。料理もおいしく栄養面、衛生面まで考えられている。サルサを既存の宇宙食と掛け合わせておいしいメニューが見つかれば、宇宙食のバラエティー増につながるとの高評価を得ました。さらなる研究を続ける塩谷君の今後に期待しています。

プレゼンテーション(抜粋)
料理人は料理を介しての表現者である。その中で自分は何を表現したいのかを考え、地球の未来にたどり着き、そしてその未来を可能性として見ることの大切さに気付き、人間にとっての明るい未来とはなんなのかを考え、思いついた先に人間らしさがあった。

食は人にとって大事なことを孕んでいるが、日常に溶け込みすぎているからこそ、また現代はいろいろなものがありふれているからこそ、軽視されているのではないか。ならば非日常の食事に目を向ければ、見方や考え方、伝わり方も違うと思い、目を向けたのが宇宙であり、宇宙飛行士の方たちが楽しみにしている食事の「宇宙食」。無重力の中で食事することは過酷であるからこそ、本来の人間の感性が解放され、本能をむき出しにするのではないか。そこで宇宙空間で制限されることや今までの宇宙食の課題を洗い出し、自分なりに宇宙食を作ってみることにした。その中から人間らしさの尊さを感じ取ってもらいたい。

宇宙食を作る動機は認証を取るためではなく、作るまでのプロセスが重要であり、伝えたいことが詰まっている。
ただ、メインはプレゼンではなく料理。伝えたいことを伝えるためには美味しいというポジティブな感情が大前提であり、そこがないと次もつながらないというのはとても重要な部分である。

人間らしい食事とは。。。
・食べて、五感で感じ楽しみ、人と共有することで、それは倍増する。
・摂取ではなく、見て、触って、嗅いで、噛んで、聞いて、飲んで、感じる
・笑顔になったり、驚いたり、涙したり、しかめっ面になったり、想いを馳せたり、喜怒哀楽がむき出しになるもの。

宇宙食のポイント、制限、失われるもの、従来の宇宙食から見る欠点
①味の感じにくさ
②鼻づまりによる香りの感じにくさ
③食感(聴覚)というおいしさ
④触覚によるおいしさ(環境・季節感・温度など)
⑤見た目のおいしさ
⑥食事形態の制限(濃度のあるもの、手軽に食べれるものなど)
⑦厳しい環境が故の栄養不足・体調不良
⑧少量での満腹感
⑨レパートリーの少なさによる飽き
⑩衛生条件、保存状態のクリア


宇宙食のポイント、制限、失われるもの、従来の宇宙食から見る欠点に対しての、塩谷君なりの狙い!
①味の感じにくさ→スパイスやかんずりによる味のメリハリ
②鼻づまりによる香りの感じにくさ→スパイスの芳香作用(香りではなく風味)
③食感(聴覚)というおいしさ→チップスのクリスピーさ、サルサのごろっと感
④触覚によるおいしさ(環境・季節感・温度・懐かしさなど)→チップスの手でディップする行為、食事を囲んで生まれるコミュニケーション
⑤見た目のおいしさ→色とりどりの野菜、パッケージ一つでも変わる
⑥食事形態の制限(濃度のあるもの、手軽に食べれるものなど)→つけて食べるだけ、サルサの濃度
⑦厳しい環境が故の栄養不足・体調不良→野菜やスパイスから主に栄養を補う
⑧少量での満腹感→スナック感覚で、気軽に楽しく美味しく栄養補給、食欲増進をもたらすスパイスやかんずりの効果
⑨レパートリーの少なさによる飽き→飽きの来ない複雑な味付け、サルサのレパートリーは無限大
⑩衛生条件、保存状態のクリア→スパイスや発酵食品など抗菌作用のある食材

ただ生きるために摂取するもの、ではなく、おいしく食べるものという認識に食を進化させた人間は、五感を使って食事をします。
自分は今回料理人だから料理でその重要性を説きましたが、これは食べるという行為に限らず日常いろいろなことで言える普遍的なことであり、これからの時代より重要視されることだと思います。

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