キャリアデザイン授業名物の「面接すごろく」!
こんにちは。
辻調理師専門学校でキャリアの授業を担当している桐原です。
今日は日本料理学科の選択科目であるキャリアデザイン授業の中から、
名物の「面接すごろく」をご紹介します。
キャリアデザイン授業は、辻調理師専門学校の日本料理本科と
日本料理クリエイティブ経営学科の両方で選択出来る自由選択科目です。
現役の企業人事担当者や国家資格であるキャリアコンサルタントが講師となって、
就職活動に必要なノウハウを実践的に学ぶ全14回の授業です。
就職活動が初めての学生や、自己PR・志望動機などに不安を抱える学生が選択する人気の授業です。
第3回目の授業となる今回は、名物「面接すごろく」。
グループを組んでサイコロを振って、止まったマス目の質問にすぐさま答えるという
なかなか難易度の高いグループワークです。
マス目には
「1分以上自己PRをしてください」「飲食業界を選んだ理由は?」「アルバイト経験について教えてください」
「あなたの短所は?」「企業を選ぶ一番の基準は?」などなど、
実際の面接で聞かれる質問群がずらりと並んでいます。
並んだ質問に思わず腕組みしてしまう学生多数ですが、サイコロを振ってスタートです。
「アルバイト経験について話してください」に止まりました。さあ、話せるかな?
他者に理解できるように専門用語を避けて簡潔に、何を伝えたいのかを分かりやすく。
なかなか難しいですが、とても上手に話せています。
上手くいけば3回でゴールですが、なかなかそうはいきません。
また、実際の面接は1回とは限りませんから、同じ質問でも内容を変えて話す必要があります。頑張れ!
「あなたの短所は?」の質問は要注意です。
素直に短所を答えてしまうとNG!
「私の短所は〇〇〇です。しかし、そのことを自覚しているので、毎日〇〇〇するように意識しています」
といった感じでフォローすることが大切。
「あなたの長所は?」という質問も単に自慢話で終わらせないなど、
講師からアドバイスをもらいながらみんな面接のスキルを高めていきます。
上がり!お疲れさまでした。
世の中の面接には200項目もの質問があると言われています。
みんなが第一希望の企業へ合格出来るように応援しています。
この授業は、単に就活のスキルを習得するためだけのものではありません。
「週に1度、自分のキャリアについて考える時間を持つ」ということを目的にしています。
長い料理人人生の中では、ときに迷ったり立ち止まることもあるでしょう。
そんなときに、まず自分の力で考え、選択肢を見つけ出して決断する、自ら道を切り開く、
という自立心を習得するトレーニングの授業なのです。
そのために、講師も現場目線で真剣にアドバイスします。
この授業を選択した学生全員が「キャリアを創るとは何か?」「働くとはどういうことか?」
という問いに向き合い、一生の天職として料理人人生を歩むことを期待しています。
~プロフィール~
辻調理師専門学校
キャリアセンター
桐原 清武(きりはら きよたけ)
高度調理技術マネジメント学科のキャリア形成実習(長期有給インターンシップ)や
日本料理クリエイティブ経営学科のインターンシップ実習(長期有給インターンシップ)を担当。
「出来ない理由を10並べる暇があったら出来る方法を1考える!」が信条。